「良いウィキを作るには」という記事を書きました

Dec 3, 2007 From: shfukuzawa@j...

ゆきちです。

ウィキアのコンテンツですが、「良いウィキを作るには」という文章を書きました。
http://tinyurl.com/37cm63

これは、元々あった http://www.wikia.com/wiki/Forum:Will_Wikis_Work%3F 
という記事を参考にしつつ、僕なりの観点で書いてみたものです。

これを書いた動機は、もちろん弊社サービスの利用者に対してウィキ作成の手引
とすることも目的なのですが、僕の知る限り、日本語で「良いブログを書くに
は」という記事を書く人はいても、「良いウィキを作るには」という記事を書く
人がいなかったからでもあります。内容的にはウィキアに特化した部分もありま
すが、少しは他のウィキでも応用できるのではないかと。

もし、もっと良い記事があったら、是非とも教えてください。また、上記ページ
に対する意見などあれば、ください。

ではでは。

Dec 7, 2007 From: shimada.cake@g...

SHIMADAです。

さっとひと読みしただけですが、感想を書きます。

まず、冒頭の図版が英語のままなので、英語が読めない人は本文にたどり着く前
に、ここで読むのをためらってしまうと思います。
日本語の図版に差し替えた方がよいのでは?

次に図版「ウィキアへの参加者のモデル」の緑色の部分(実際に参加するであろ
う人)の面積はどうやって導き出したのか疑問を覚えました。
冒頭のWikipediaの例で出てくる「1%」が根拠としたら、この面積は広すぎます。

それから、この記事が想定しているWikiサイトの方向性は何でしょうか?
それによってなにが「良い」で「うまくいった」なのか、設定されるゴールが
変わって来ると思います。

読んだ印象だと、「個人からスタートしてまず内容を充実させ、その後コンテン
ツの質に惹かれてユーザーが増え、コミュニティが自然発生していく」
というストーリーに思えますが、これは前回のWikiばなVol.6「失敗Wiki/さびれWiki」

http://wikibana.socoda.net/wiki.cgi?WikiBana%2FVOL.6

で出てきた典型的な「さびれてしまったWikiがスタート当初に思い描いていた理想像」
によく似ています。

以上がゆきちさんの書いた記事を読んだ感想です。
あまり参考にならなかったらごめんなさい。

***

ところで、Wikiaについて興味があるので質問させてください。
GFDLはアメリカ発祥で、英語で書かれたライセンス文書ですよね。
日本語訳もあるようですが「暫定」という但し書きがついていたはずです。

日本企業としてWikiaをスタートさせるにあたって、コンテンツの取り扱いに係る
ユーザーとの契約にGFDLを採用した根拠が知りたいのです。

GFDLが日本の法環境において契約として成立するという判断があったのでしょうか。
もしそうだとしたら、日本のWiki利用者・運営者全体にとって大きな前進ですので、
是非その検討の経過や結果を公表して欲しいです。
いちWikiユーザーとして強く望みます。

  • -

SHIMADA, Keiki

Dec 7, 2007 From: shfukuzawa@j...

ゆきちです。返信ありがとうございます。

Keiki SHIMADA wrote:

SHIMADAです。

さっとひと読みしただけですが、感想を書きます。

まず、冒頭の図版が英語のままなので、英語が読めない人は本文にたどり着く前 に、ここで読むのをためらってしまうと思います。 日本語の図版に差し替えた方がよいのでは?

まあ、そうですね、ちょっとどうしようかなと思っていて、まだ手をつけてません。

次に図版「ウィキアへの参加者のモデル」の緑色の部分(実際に参加するであろ う人)の面積はどうやって導き出したのか疑問を覚えました。 冒頭のWikipediaの例で出てくる「1%」が根拠としたら、この面積は広すぎます。

あくまでイメージだし、「来訪者のうち、潜在的な投稿者になる可能性のあるも
の」という意味です。なので、1%より大きいです。実際、興味のあるひとのう
ち、その数分の一が参加するという考えなので。

それから、この記事が想定しているWikiサイトの方向性は何でしょうか? それによってなにが「良い」で「うまくいった」なのか、設定されるゴールが 変わって来ると思います。

プロジェクトによって明確なゴールが設定されている(○○についての収集を行う)
場合でない限り、記事の増加と継続的成長以外のゴールがウィキにとって必要と
は思えません。少なくとも、ここでは具体的な例を想定してはいません。なの
で、一般論として、成長以外のゴールを描くことは不要と思います。

読んだ印象だと、「個人からスタートしてまず内容を充実させ、その後コンテン ツの質に惹かれてユーザーが増え、コミュニティが自然発生していく」 というストーリーに思えますが、これは前回のWikiばなVol.6「失敗Wiki/さびれWiki」

http://wikibana.socoda.net/wiki.cgi?WikiBana%2FVOL.6

で出てきた典型的な「さびれてしまったWikiがスタート当初に思い描いていた理想像」 によく似ています。

まあ、そうですね。ただ、それを方法論的に確立する必要はあると思っていま
す。まさに、ウィキアのそれを方法的に実践している会社です(なんで、ウィキ
アのためにも、日本語でこれを明確にしていく必要があるのです)。

正直、それをウィキアは拒否しています。例えば、あるひとが立てたプロジェク
トがさびれたとしても、その後そのプロジェクトに興味のある人がいれば、僕等
はその人に管理者権限を与え、管理をお任せします。ウィキペディアの上位の管
理をウィキメディア財団が行うのと同じような感じです。

同様に、同じ趣旨のプロジェクトの申請があれば、その人を既存のプロジェクト
の誘導し、コンテンツが必要以上に分散しないように配慮しています。ウィキア
は、個々のプロジェクトが分離しているようでもありますが、ウィキア全体でも
ひとつのプロジェクトなのです。ここが、Jimmy Walesの「フリーコンテンツの
図書館」という構想になります。

ところで、Wikiaについて興味があるので質問させてください。 GFDLはアメリカ発祥で、英語で書かれたライセンス文書ですよね。 日本語訳もあるようですが「暫定」という但し書きがついていたはずです。

日本企業としてWikiaをスタートさせるにあたって、コンテンツの取り扱いに係る ユーザーとの契約にGFDLを採用した根拠が知りたいのです。

GFDLが日本の法環境において契約として成立するという判断があったのでしょうか。 もしそうだとしたら、日本のWiki利用者・運営者全体にとって大きな前進ですので、 是非その検討の経過や結果を公表して欲しいです。 いちWikiユーザーとして強く望みます。

申し訳ないですが、ウィキアは日本に法人を持っていません。僕はアメリカの会
社と直接契約しています(ただし、ウィキアはアメリカ以外にポーランドに法人
を持っています)。もし、日本に法人を立てたとしても、日本企業がGPLでソフト
ウェアを作るのとあまり変わりはないのではないでしょうか。実際、Mozilla
Japanのような法人だってMPLで開発を推進しているのですから。法的根拠が弱い
というのは、十分指摘どおりだと思いますが、今はそれ以外の選択肢を検討する
余裕はないと思います。

また、ウィキアの各プロジェクトは、ウィキメディアのプロジェクト同様に、国
境、国籍を考慮しません。アメリカ人が日本語や中国のコンテンツを編集した
り、日本人が英語やフランス語のプロジェクトに参加したりすることを拒みませ
ん。なので、問題は余計にややこしくなります(涙)。

SHIMADAさん、感想どうもありがとうございました。

Dec 7, 2007 From: suisui@g...

Suisuiです。

まずはその観点で作ったよいwikiを紹介されてはいかがでしょう。
ここの方々にはその方が速いと思います。

Suisui
suisui@g...

07/12/03 に Shun Fukuzawa<shfukuzawa@j...> さんは書きました:

ゆきちです。

ウィキアのコンテンツですが、「良いウィキを作るには」という文章を書きました。 http://tinyurl.com/37cm63

これは、元々あった http://www.wikia.com/wiki/Forum:Will_Wikis_Work%3F という記事を参考にしつつ、僕なりの観点で書いてみたものです。

これを書いた動機は、もちろん弊社サービスの利用者に対してウィキ作成の手引 とすることも目的なのですが、僕の知る限り、日本語で「良いブログを書くに は」という記事を書く人はいても、「良いウィキを作るには」という記事を書く 人がいなかったからでもあります。内容的にはウィキアに特化した部分もありま すが、少しは他のウィキでも応用できるのではないかと。

もし、もっと良い記事があったら、是非とも教えてください。また、上記ページ に対する意見などあれば、ください。

ではでは。

  • -

archive-> http://qwik.jp/wikibana/120.html ML-> wikibana@q...

Dec 8, 2007 From: shfukuzawa@j...

ゆきちです。

Suisui wrote:

Suisuiです。

まずはその観点で作ったよいwikiを紹介されてはいかがでしょう。 ここの方々にはその方が速いと思います。

そうですね、プロセス的なものを示すのは難しいですが、少しやってみます。い
くつか、うまくいっているサイトを取り上げて解説します。


最初にとりあげるのは、ウィキアの日本語プロジェクトとしては一番成功してい
http://ja.eq2.wikia.com/ です。のっけから反則ではありますが、実は、元
は別サイトにあったものを移行してもらったものです。それが8月くらいで、そ
のときは700ほどの記事がありました。eq2というのはいわゆるオンラインRPG
(MMORPG)で、剣と魔法の世界が舞台です。

まず、トップページですが、ページ上部にゲームの内容に即した記事やオンライ
ンゲームならではのアップデート情報が盛りこまれています。下部には、サイト
の利用や案内的な記事へのリンクがあります。

この中でも特筆すべきは、「編集局」と題されたページです。ここで、編集方法
や編集方針、テンプレートの案内などがあり、簡単に、迷わずにページ作成が出
来るようになっています。
http://ja.eq2.wikia.com/wiki/%E7%B7%A8%E9%9B%86%E5%B1%80
また、ここからたどれるいくつかのヘルプページがあるのですが、これも、ゲー
ム内容の併せて、「Help:ログの利用」や「Help:クエストページを作る」という
名前でページが作られています。こういうページを見ると、ゲームをやった際の
資料を元にすぐにウィキが作成できるようになっています。また、テンプレート
も充実しているので、簡単に整った記事が出来るようにもなっています。

このプロジェクトには、現在は1200ページほど(いわゆる「記事」だけで、利用
者ページなどは含みません)あり、大体月100ページほどの増加になります。
http://ja.eq2.wikia.com/wiki/%E7%89%B9%E5%88%A5:Statistics
実際に新着記事を見ても、ここ一ヶ月で100の記事が出来たことになります。
http://ja.eq2.wikia.com/wiki/%E7%89%B9%E5%88%A5:Newpages

執筆者は、個別のプロジェクトでは正確なカウントが出来ないのですが、日頃見
ていると、大体5-7人くらいの人が参加しているようです。もちろん、IPでの一
時的な利用者も時々みかけますが、それほど多くはありません。


このページはデザインがそれほど美麗ではないですが、サイトデザインで言う
と、特筆すべきなのは、 http://halo.wikia.com/ でしょうか。これもゲーム
ですが、見た目でゲームに通じた人ならわかるようになっています。それから、
halopediaは各記事にアイコンがついていて、そのアイコンでどのシリーズで登
場するかがわかるようになっています。

トップページも、ja.eq2同様、ページ上部にゲームの内容、ページ下部にサイト
の案内になっています。この中の、「Did you know?」と題されたセクションで
は、<option><choose>を使って任意の記事が表示されるようになっていて、利用
者に対して注意を喚起できるようになっています。

それから、ここのページ最上部に「RfA」というのが見えると思いますが、これ
は、管理者候補の信任選挙のお知らせです。
http://halo.wikia.com/wiki/Halopedia:Requests_for_Adminship/CommanderTony
現在、ここでは管理者が8人いたりします。ウィキアで一番人気のあるwow wiki
( http://wow.wikia.com/ )は、データ上22人の管理者がいることになっていま
す。haloは3000以上、wow wikiに関しては現在50000以上の記事があります。も
ちろん、この数字はいわゆる「記事」だけです。


それから、錆びれたウィキに関してですが、先週、今週とふたつのウィキの引継
を行いました。ひとつはja.wow( http://ja.wow.wikia.com/ )という、上記wow
wikiの日本語版で、もうひとつがja.doraemon ( http://ja.doraemon.wikia.com
)です。wowはこちらで2007年に作ったもの、ja.doraemonは、2005年に作られた
ものなのですが、どちらも管理者不在だったもので、いろいろと募集や連絡を
行って、管理者になってもらいました。まだ双方ともコンテンツが充実してない
ですが、今後共どうなるか、見守っていきます。


なんかほとんどウィキアの宣伝になってしまいましたが、一応、ウィキアの目指
しているもの、そのひとつの達成については例を示せたのではないかと思います。

今僕が知りたいのは、以前塚本さんに教えてもらった「神様コレクション」(
http://www4.atwiki.jp/gods/ )の管理、運営です。現在20000以上の記事があ
り、ウィキメディアのプロジェクトを除くとほぼ日本最大でしょう。他に
chakuwikiが既に8000以上の記事を持っていたりします。こうしたサイトの管理
がどんな感じで行われているのか、聞いてみたいですね。

とりあえず、こんなところです。

Dec 9, 2007 From: shimada.cake@g...

島田です

ゆきちさんとWikiaについて質問させてください。

ゆきちさんが契約を結んでいるという、Wikiaのサービスを提供している
会社はなんという会社ですか
そしてゆきちさんのその会社での肩書きは何ですか

Wikiaというサービスは営利目的で運営されているのでしょうか

ゆきちさんはWikiaというサービスのプロモーションあるいは
マーケティングを目的としてWikiばなMLに参加されているのですか

そのへんをはっきりさせてもらえると、なにかもやもやみたいなものが
すっきりすると思います。

Dec 9, 2007 From: shfukuzawa@j...

ゆきちです。

Keiki SHIMADA wrote:

島田です

ゆきちさんとWikiaについて質問させてください。

ゆきちさんが契約を結んでいるという、Wikiaのサービスを提供している 会社はなんという会社ですか そしてゆきちさんのその会社での肩書きは何ですか

Wikia,Inc. です。http://www.wikia.com/wiki/About_Wikia
http://www.wikia-inc.com/wiki/Wikia あたりが参考になるページでしょうか。
肩書は、「コミュニティスタッフ」です。仕事としては、「ウィキのコミュニ
ティをサポートする」ということが主要業務です。ただ、そうはいっても内容は
幅広く、利用者のリクルーティングやマーケティング、直接的な利用者サポート
などを含み、正直範囲なんてあってないようなものです。

Wikiaというサービスは営利目的で運営されているのでしょうか

英語でいえばnon-profitではなく、for profitなので、そういう意味では「営利
事業者」です。ただ、営利というと言ったそばから金の亡者みたいな印象を持た
れてしまいますが、基本的には「組織をドリブンするための仕組が広告収入であ
る」と考えていただければいいです。その収入の使い道にしたって、スタッフの
雇用だけでなく、時にはコミュニティ支援に使われることもあります(スター
ウォーズのコミュニティイベントに資金援助した実績があります)。

また、よく誤解されますが、ウィキメディア財団とは、公式な関係持ちません。
どちらかがどちらかの子会社であるとか、資本関係を持つとかはありません。組
織としては、独立しています。その一方でウィキマニアのスポンサーをやったり
するなど、一企業としてウィキメディア財団を支援していることはあります。

ちなみに、僕、ここにいる人の大半より収入低いですよ :) まだボーナス出てな
いし。

ゆきちさんはWikiaというサービスのプロモーションあるいは マーケティングを目的としてWikiばなMLに参加されているのですか

ウィキアにかかわる前からこのMLやイベントには出席しています。なので、「そ
れ自体が目的」というつもりはありません。

そのへんをはっきりさせてもらえると、なにかもやもやみたいなものが すっきりすると思います。

そうですね、今手元にあるのが、ウィキアの実績なので、どうしてもウィキアの
ことを中心とした話になってしまいますが、必要以上の意図を持って投稿したつ
もりはありません。

では、なんでここにこの件を流したかといえば、ウィキの話が出来るのがここし
かないからです。

もう少し詰めてお話しますと、ウィキアの最大の目的は、ウィキのコンテンツを
本に見立てて、「フリーコンテンツの図書館を作る」ということです。単にウィ
キをレンタルできれば良いというだけでは収まりません。コンテンツを作ること
それ自体を支援するところまで行わないと、意味がないのです(だから、「
寂れる」ということは否定されます)。なので、まずはウィキペディアの経験を
元に「良いウィキの作り方」を確立し、それを実践していく必要があるのです。
投稿の意図は、その内容に対する感想を聞きたかったということ以上のものはあ
りません。反応として、他のウィキの話をされても全然構いません。

返答としては以上の通りです。念のため申し上げますと、書いたことについて
は、字義以上の意味を持ってませんので、その点、御了解お願いいたします。

Last modified: 2007-12-09 Attached files total: 1MB